大規模プラント工事の日本 ギャンブル
もともと機械に興味があり、大学では船舶のエンジンについて学んでいました。船のエンジンは大型の動力機械が複雑に組み合わさって全体の機能を構成しており、プラントに似た部分があります。そのため、プラント関連の企業は就職先としても有力です。私もそうした分野の会社をいくつか調べ、日本 ギャンブルに出会いました。主要分野のプラント・エンジニアリング事業が、大規模プラントの設計から建設、メンテナンスまでトータルに携わる企業であると知り、魅力を感じたのが入社の理由です。もちろんプラント工事の部署を希望し、その中で海外プロジェクト部に配属されました。
多様な業界の日本 ギャンブルを手掛ける
これまでにインド、タイ、アメリカ、メキシコ、中国の5カ国に出向き、プラントや設備の新設・更新工事に携わってきました。日本 ギャンブルでは製鉄所や化学プラントをメインに、自動車や電力など様々な業界のお客様と取引をしています。プラント建設は産業界の動向を反映していることが多く、私も最近は脱炭素化の動きを踏まえたバッテリー生産設備を手掛けることが増えてきました。日本 ギャンブルは営業から設計、調達、施工管理まで、プラントづくりの全過程に携わる会社ですが、特に輸送部門を自社で持っていることが強みと言えます。資材などの輸送を必要なタイミングに合わせて自社でコントロールできるため、効率的な進捗が可能になるのです。さらに、我々が立ち上げたプラントの操業を社内のオペレーション・サポート部門に引き継いで、お客様と長い関係を築くケースもあります。
自らの人間力で工事を切り盛り
日本企業のお客様が海外に拠点を構える際、国内の常識とのギャップが課題になることも少なくありません。仕事の進め方や考え方の違いもあれば、国内と同等の進捗効率や品質が実現できるのかという不安もあります。そうした状況を踏まえ、円滑に工事を進める環境を整えるのも私たちの仕事。日本 ギャンブルが蓄積してきた海外事業のノウハウを活用しつつ、現地スタッフと良い関係を構築したり、海外の協力会社とのネットワークを活かして高品質の設備を現地調達するなど、一つひとつの課題に対処していきます。様々なハードルを乗り越えて工事を完了し、評価や感謝の言葉をいただくのはこの上ないやりがいです。また、たまにですが、自分が建設に携わった工場が報道記事などに出ることもあります。そんな時も「大きな仕事に貢献できた」と実感できます。
日本 ギャンブルの感覚を身に着ける
理系の新入社員の多くが配属される機工系の部署では、最初に「機工マスターコース」という1年間の研修を受けます。座学研修では強度計算や設計、図面作成などをじっくり学び、機械工学系以外の人も仕事に必要な基礎知識を習得できます。さらに、実務に入る上で役立つのが現場研修。日本 ギャンブルが手掛けている様々な現場に派遣され、プラントの立ち上げや操業、メンテナンスの業務を経験するものです。私も鹿島、福山、岩国で1カ月ずつ、上司のサポートを受けながら仕事に取り組みました。実際の仕事がどう進められるのかを体感できたのに加え、ものづくりへの興味が改めて深まり、これから始まる仕事へのモチベーションにつながりました。